磯野泰治 Yasuharu Isono
room1244
著しい物象化の時代、全てが像となるよう抽象化・情報化されて厚みと奥行からなる具体的な身体性を伴うことが出来ない。
何を見ても確かな気がしない。
つまり人間(内面)と世界(外界)との関係は互いに閉じられた状況に置かれているという事です。
世界がその鮮やかな生き様として、リアリティをもって見えてくるでなしに、ほとんど気づかず素通りされる無関係な風景と化している事態。
その様な世界をあてには出来ない。
我々が見ている、或いは視覚認識しているのは目というレンズ装置が偶然伝え、そして日常の経験によって訂正された「世界」だけなのです。
それだけでは不十分であり、見るもの全ての本当の世界は別なのではないか、と好奇心を持つからこそ、私は描くのです。
大学院卒業後、自分自身と作品に対しじっくりと向き合いたかったため、作品発表は行なっておりませんでしたが、
今回の公募をきっかけに世の中に強く発信していける存在となっていきたいと心より思っています。
1983年 | 誕生 |
---|---|
1999年 | 神奈川県立鶴嶺高等学校 入学 |
2000年 | 作品「入滅」を制作(神奈川県立鶴嶺高等学校に現在も常設展示) |
2002年 | 神奈川県立鶴嶺高等学校 卒業 |
2004年 | 東京芸術大学絵画科油画専攻 入学 |
2007年 | 個展「Shades of Grey」開催(会場 Gallery≠Gallery) |
2008年 | 雑誌『美術手帖』2008年1月号に個展「Shades of Grey」の論評が掲載される。 東京芸術大学絵画科油画専攻 卒業、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻 入学 |
2010年 | 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻 修了 |
[ 個 展 ]
2007年 | 「Shades of Grey」(Gallery≠Gallery) |
---|
[ グループ展 ]
2004年 | 「アート・パス‘04」(東京藝術大学取手校地) |
---|---|
2006年 | 「ストリート!2006」(Break Station Gallery、東京) |
2007年 | 「ストリート!2007」(Break Station Gallery、東京)、「画廊復活祭」(Gallery≠Gallery、東京)、「湘南銀座アートライン」(SHINWA ART MUSEUM、東京)、「夏の選抜展」(Gallery≠Gallery、東京)、「磯野泰治、鈴木淳也 二人展」(東京藝術大学上野校地)、「冬の100℃」(Gallery≠Gallery、東京) |
2008年 | 「第56回 東京藝術大学卒業作品展」(東京都美術館、東京)、「クロージング展」(Gallery≠Gallery、東京)、「油画第2研究室 初夏のあじさい発表会 」(東京藝術大学上野校地) |